秘色
四季を彩る花々、染めから生まれ、受け継がれてきた伝統の色。空や天体、天候に関する言い回し。豊かで美しい日本語を集めた一冊の本を頼りに、レシピ作りの際、そのフォントとカラー選びをする事も楽しみの一つです。
お気に入りの色は、秘色(ひそく)
磁器に使われた薄い水色と緑色に、仄かで上品なグレーの混ざりこんだ色です。
あとりえNoahのラベル作りにも使用してきた色です。
1年前、この色味の大皿を旅先で偶然見つけました。梔子で色付けした栗金団を、お皿の真ん中に小さく盛ったら、あまりにもコントラストが美しくて、食べるより愛でるに満たされ…音や光、水や風、そして色に出逢うこともまた、心が澄んでいく処方箋なのでしょうね。
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