森の家から
数年前プレゼントで頂いた本です。
森の中で暮らしているピアニストの方で、その森で見つけた草花や、出逢った虫を観察したものを描いて、日記にしたものです。
センシティブな観察力は、まるでミクロの世界を覗ける視力を持っているみたい。
私自身にも覚えがあります。
体や心がとても弱くなって、これまでのような足取りで、外の世界を歩く事が難しくなった時、人間よりもずっと小さな弱い植物に、人の根源を見つけて癒されたことを…。
丁寧に描かれた絵と言葉は、命の瑞々しさに溢れた世界です。
毎年10月に入ると、不思議と再読してしまうお薦めの一冊です。
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